トラウマの成長記録~大阪篇〜
前回記事で
などど嘯いてから6日後の夜。
退勤直前にふとスマホを見ると“gulu guluより皆さまへ”の通知。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもうこれ駄目なやつ。無理無理無理無理無理無理無理無理
物理的に体が、文字通り、震えていた。脳が痺れるようだった。
混乱する頭で何とか平静を装って上司と退勤準備をし、明日からどう休みを調整しようか望まない遠征になるなとかチケ発はどうしようかと必死で考えた。嫌だ。イヤフォンで耳を塞いで誰もいない帰り道で泣いた。
「LIVEのできないライヴバンド」だった。新しい曲が生まれる気配がなかった。近い将来いつかこういう事はあるだろうという心配は心のどこかにいつも在ったけれど。
大好きなバンドに出会えたと思っていたのに。
出会わなければよかったのだろうか、、、
追って1年も経たないうちに本命盤が活動停止だなんて、、
早くもこんな洗礼が待ち受けているのかV系…心が押し潰されそうになる。
突然発表をするメンバー側の苦しみはひとしお、計り知れないくらいだった事でしょうけどね。
年末の大塚Deepaのワンマン、それはそれは熱くて温かくて哀ちゃんもキャスで「(2022年の)ライブ納めではあったけどこれが“はじまり”だよな!ってメンバーと話した」と言っていた。その言葉に希望を感じていたけど年が明けても次のライブのスケジュールは出なくて、1月29日に少し嫌な雰囲気がする投稿があって、あれは今思うと匂わせてくれていたんだと思う。
これは最初で最後のgulu gulu ワンマンツアーの記録です。
と行っても行けたのは大阪から。5公演中3公演だけどね
静岡、名古屋は仕事で休みがずらせなかったのでSNSなどで様子を確認していたが悲壮感がなくて楽しそうなレポが多く安心。
2日とも行けなくてうずうずしながらもぐるぐる麺たちのアカウントが繁く動くことが愛おしくてたまらない。
静岡哀ちゃそお目目キュルキュルきゃわいいたん!!
このツアーはメイクさんが全部違う人でどうオーダーするか迷うとじゅさんが仰ってました◎
名古屋チェキは売り切れてた😭
活動停止を控えたツアーというものがどういう雰囲気なのか分からなくて、もしかしてお通夜感…?キネマまでの箱のチョイスもバンド人生終活始めてます…?的なものだったので色々怖かったけど
なんか…超楽しそう。ライブ大好きな4人なんだもんな。大阪がとても楽しみになった。
2月20日。
いつもの小さいショルダー1個で新幹線に飛び乗る。整番3桁に若干気が沈みつつも(いちいち躁鬱行ったり来たりメンヘラ発動で大変)新幹線てだけで少し楽しい気分にはなる。しかし耐えられなくなりTwitterで50番くらい早い番号を車内で買っておく。後悔のないツアーにしたかったもの。
心斎橋駅から徒歩5分くらい、アメリカ村の三角公園の向かいにあるアメリカ村DROP。大塚と似た感じの作りと雰囲気だったかな。4列めくらいを取れたのでチケット買い替えといて良かったとほっとする。私は初めてのぐるぐるからいつも上手に居がち。哀ギャだけどライブハウスのフロア真ん中は苦手で上手凛人前でアイアイがなっている人←
SEが鳴って麺コの汚ったない声が飛ぶ中幕が開いて、眼前に現れるぐるぐるちゃんの出オチ感…ライブで好きな瞬間のひとつだよ。
化け物、化け物、化け物、イケメン。
いや大阪のじゅさんは美女だったな。
ここでDeepaの思い出話に少し戻るけど、その時の出オチ感も本当に自分にとっては衝撃的で。
ステージが近いのもあったけど幕が開いた瞬間、物凄いメーキャップの大人4人が眼前に現われてメイクドロドロになりながら無茶苦茶な音楽演奏して歌ってて、2ヶ月もライブなければ一般男性としての社会生活もあるだろうになんか狂ったことを一生懸命してくれてて、だからこその悲哀や眩しさやかっこよさが物凄くて、えも言われぬ感情に襲われたのだった。
「いい歳してよくやってるなーこの人達」って。これは誤解を生む表現だとは思うんだけど真っ直ぐに言うとそう思ったんだ。勿論自分だっていい歳してバンドだなんだ追っている身なので卑下しているのではなくて。
アディシャーの白塗りキチガイ歌姫が化け物に囲まれて最高な曲がなり立ててんのよ。こんな面白いことってあるのかな??なんか自分もこのままで居ていいんだ(いいのか?)って勇気を貰えた。4人がgulu guluでいてくれてありがたいとも思った。どうかずっとバンド続けてくれとも祈った。
そのような事を思い出しながら活動を停めることを決めたLIVEバンドのライブはどうなるのだろうかと臨んだ大阪。
大阪〜!大阪~!気合い入ってっか~!!やれるかーー!!!轟音の中煽り。
変メリ-前編-からスタート。
短縮版変メリからの宙吊り少女つなぎめっちゃかっこいい。そして凛人氏のライブ用アレンジ好きすぎ。静と動が混在するおやすみ。へ続き、
これは私の問題で4曲目で豚はまだ体が温まっていなかったな。えっ?豚もう来た!となる。
汚れた豚ほど純粋に拳ヘドバンに勤しめる曲ってなかなかない。ぐるぐるちゃんは演奏力バリ高なので振りもやりやすいよなー。
左手はスナップフィルム、私の中ではこれはHIPHOPで縦ノリ曲。私もぐるぐるちゃんを腐らないようにずっと冷凍保存しておきたいんですけど。
ここでMCタイム。対バンじゃなく、ワンマンで!ワンマンで大阪に来れました!と哀ちゃん。今のうちに水分取っとけよ!と優しさも見せつつ声解禁とか言ってますけど、今日はもっと違うもの解禁してこうと思ってますから。今日は地獄を見せてやるよ!!!
と、下手・センター・かみてちゃ~~~んを煽り。
ここから合法的にぶっ飛べるか大阪!用意はいいね?用意はいいかい?
轟音とニードル!
あぁ煽りうまいねぇ…ソイヤッソイヤッソイヤッ
鈴蘭の入りの螢ちゃんイケでしかねぇ…
汚ぇ声で!!!
この辺からしばらくの地獄の折りたたみタイム突入です。
ハッピーバースデーからの空っぽ〜はめちゃくちゃ耽美。哀てゃ、ここでも元気にマイクで頭を殴つのでマイクが瀕死に…
Rubra最近もう1番好きかもしれん沁みる。おそらくマイクのため一瞬インストになりかけたけどそらもまた良き…優しくて哀しい凛人ソロが甘美でなぁ…
この曲たちを聴けるのもあと3回なのか…3回しかないのかよ…と優しい嘘は恐怖の始まりでしたという歌詞がこれでもかと心に突き刺さる。
螢ちゃんがダンディ声で録音したというSEからのリビングデッドエンド。SE入り嬉しいね。
ぐるぐるは静寂の使い分け本当に長けてる。バラードでジーンとしてると突然暴れ曲で頭打たれる感覚強制的にくるので。
モッシュの前のいってらっしゃ〜〜いは哀ちゃんのが1番好きですからね!!ちなみにリビング〜のベースソロは上手で私が最も咲くので。私咲くので。
真っ二つに割れろ!!!
行けるな?!目の前にいる奴を潰しにかかれ!3・2・1!
キターーーーー!!あるべき姿の火炎瓶キターーー!!!!
ワァッ!メメントのライブで観たやつだっ!!!!
必死真ん中に集まりましたらびっしょびしょの哀れニキと接触。小さくてかわゆ。
哀ちゃん、足のサポーターお直しタイム。30秒律儀に叫び続ける俺たち。
解散、ていうか解体っていうからしいMCじゃないんすけど、あのー、マイクチェックしていいっすか?これで壊れてたら買わねぇとだ…(マイクチェックのち胸にぶつける)アッ……
一同悲鳴
歌うためにあるんだよマイクは…とじゅさん。
(撫でるとマイクが復活し)拍手が起こる
こいつも心を持ってるんでね、僕に散々暴力を振るわれるんだけど撫でると治ってくれんのよ。
大阪まだ拍手とかしてんのか?!
大阪、古い民家の床みてーな声出してみろ!と煽り。
ここはでっかいトイレ!あとは、出すだけ!
(ガンガン)(マイク死ぬ)
殺して殺して〜言ってんじゃない?
一同爆笑
なんか今日決まらねーな〜〜これ大阪の最後のライブだぜ?まじか…!(哀ちゃんのまじかだいすち)
気をとり直して男!女!煽りに続きどっちでもないやつ!!!
ウォーーーイ!と叫ぶじゅさん
多様性ですからねなんて戯れがありつつ、
煽りで上げて上げて、からのチャイルドプレイ?
激モッシュ、横揺れ楽しすぎる。
もうクライマックスに近づき、首輪教育へ。このツアーで1番この曲が切なくなる。ぐるぐるまわる!が出来なくなる日が来るなんて信じたくない。
「」-まっしろ-の縦ヘドバンは悟り開けるので大好物ですね〜未来が見えないことが唯一の救いだったよね本当にね。
嗅覚…障害ィィィ
やってまいりました。無間地獄のごとき逆ダイ曲。拡声器を通して生きてるかー?生きてるかーー?何回でも答えるよ。
ちょうどいいリズムで首を振りやすいので回数重ねるたびにドライブ感が出るというか条件反射というか永遠に終わらない感覚に襲われます。終わらなくて良いんだけど。じゅさんと凛人くん入れ替わるところも大好き。じゅさん上手へようこそ!となる。
センター!会いたかったぞセンター!
俺の周りをぐるぐる回ってくれー!
サークルモッシュ!!!アタクシも一応一周してもとの位置に帰る。帰巣本能のもと皆んな元の位置に戻りましょう^^
後ろー!今俺の前の最前列はオメェらだ!頭!
逆最居ても楽しいんだろうと思うなこのバンド。
あと一回足りなかったけど、、ヴォーーー!(螢ちゃん聞き取れなかったそうです)
変メリ-後編-へ急転直下の如く繋げ、ラスト不味い麻酔。いつも終わりの合図のようだから切なくなったこの曲も、その日はなんだかただ楽しかった。まだツアーは続くし、と思えたしそれまでやり切った感がすごくて。
もう会場でソイヤソイヤ言えんのも残りわずかだぞー!
哀れニキ〜ちょいちょい悲しい煽り挟んでくるのやめてくれないかな。この半年、ソイヤソイヤ沢山したなぁ笑
賞味期限切れの幸せに吐き気がした
信じるって他人任せの勝手なエゴと知りました
ソイヤソイヤ楽しくさせといて突き落とすような、物事の確信をつくこの歌詞が憎いくらい好きだし、才能を感じて尊敬してるよ。
場内があり得ないくらい蒸して蒸気が上がっていた。アンコールの声が鳴り止まないけれど、ギリギリの新幹線で帰るのが嫌だったからアンコールの前に抜けた。汗だらけでドリンクを交換して呆然とオレンジジュースを飲む。
名残惜しかったけどそのタイミングで抜けるのが正解だったと思う。
外に出たらアメ村は別世界みたいであんなライブが嘘だったみたいに街は静かだった。
何も大阪らしいことしていなくて、友人に美味しいもの食べてきな!と言われたことが心に引っかかっていたので食欲もクソもねぇなと思いながらも駅ナカでたこ焼きを買って新幹線に乗る前に食べた。急いで食べたから口の中火傷した。
首の痛みと口の中の痛みが大阪ライブの余韻。
活動停止っていうのに楽しかった。
晴れ晴れとした気持ちで帰った。
ライブのできなかったライブバンドが、満足いく活動ができていたらこんなライブをしていたというような本来の姿を残すためのツアーなんだと察した。別れを惜しむ雰囲気のツアーじゃないんだ。のちのキャスでも哀ちゃんがそんなことを言っていて、気持ち伝わったぞ!と思ってるよ。
ぐるぐるがライブで披露する持ち曲は19曲で、いつも同じ曲をやっている。その曲をどう並べ、どう魅せてくれるか、これはもう形式美を楽しむツアーなのだ。1曲たりとも捨て曲なんかないから。回転木馬が停止するまで曲たちよどうか生きて!
同じ曲のライブだけど目黒篇も残します。