KOZの秘かな愉しみ
東京ドームシティの青龍門が好きだ。
台湾風中華料理の店なのだが、イベントの前や後に必ずと言っていいほど寄ってしまう。
いつも混雑する立地の割にあまり待たずに入れるし、少し濃いめの味付けが美味しい。
いつも盟友Aさんと迷った末にだいたい似たような炒飯やあんかけ焼きそばをシェアするのが愉しみ。
おとといもいつものごとく美味しく食事して杏仁豆腐なんかも食べたいねぇ…なんてくつろいぎがらふと腕時計に目を落とすと、時計の針は16:45を指していた。
今日、開演17:00じゃん
まぁ、あの、もちろん近いので全然間に合いました。
しかし私は人生において時間ぎりぎりで行動することや遅刻がほんとうにほんとうに大嫌いで苦手なのである!!
…心臓が止まるかと思ったよ。
実は今回、ブロビファンクラブ加入して以来初、最前列のチケットを手に入れていた。
1列目だよ?目を疑ったわ。
チケットが届いた日からというもの私は楽しみすぎて小躍りしたい気持ちを抑えつつ日々仕事に向かい、ときに道すがらミュージカルのごとく他人に話しかけて自慢したくなる衝動を抑えながら過ごしてきた。めちゃくちゃ緊張した。
1日公演は行かなかったから、その間もそわそわして気が気でなかったし。
そんな日々を過ごしていたのに直前に緊張が解けて中華たらふく食って開演ギリギリまでくだらないお喋りをしてダラダラしてたって自分面白すぎるな。
そんなこんなで迎えた
9月2日 KING OF THE ZUNGLE in TOKYO!!!
開演時間数分前に席について気づく。
バンドセットがない………
突然爆発音を鳴らす演出はソウルコンと同じで、あの時観たVCRが流れる。
タフクキのイントロを聞いた瞬間、少しがっかりした自分がいた。録音か、と。
ごめんなさい、場内で私1番テンション下がっていたかもしれない。
でもそんなのは一瞬だけで照明がジコを照らし、彼の姿が見えた刹那
…顔がかわいい
顔がかわいい!!!!
という概念だけが脳内を支配。
生演奏ない?まぁいっかー☆
考えてみれば本国イベのジコソロとか見たことないわけでトラックを流すだけのタフクキやVVVは初めて見れたのだからこれはこれでいいのかもしれない、と思った。
ソウルコンではタフクキに衝撃を受けすぎて泣きそうだったので、冷静にステージに向きあうことができてよかったし。冷静でいられたからこそ顔がかわいいなぁってまじまじと見られたし。
髪ちょっと切ったのかな??真ん中分けおでこ出しマンセーー!!!!
タフクキで手を上げるジコちゃんってほんと神々しくてかっこいいよね。
曲の終わりに「キング・オブ・ザ・ザンゴォー!」っていうのめちゃくちゃ良いよね。
至近距離で見ると本当に痩せてて足細くて儚さまで感じるほど。この強めなセットアップはジコちゃんにしか似合わないってほど似合ってた。股下が体の6割占めてないか?ってまじまじと見てしまった。
あぁ足が長いのもいいけどなんたって
顔がかわいい……
VVV、こぶっそんとジコちゃんの煽りも上手いし、ペンも情熱的だからすごく盛り上がっていた印象。
Well doneはソウルコンより長めだったかな??
テレビとジコちゃんが対峙するかわいいVCR(ここ好き)を経て、천재へ。
タフクキの時然り、ちゃんとステージがせり出してきてくれる。
このステージの動き、人力だったそうです。
私の敬愛するブロガー・くるむとまとさんが1日公演に来てくださっていたようで記事 を読んでそのことを知りました。
1日目の素敵なレポはこちら↓
他ペンさん来てくれるの本当に嬉しいしジコちゃん褒められるのほんと嬉しいです!!!音楽を広く聞いていてKぽKhhの見識が広い方にレポを書いていただきとっても嬉しいです!ありがとうございます!
しかしブロビの公演には公演初日グダついて初見の他ペンさんに残念がられる(ディスられる)というジンクスが必ずと言っていいほどあり、今回ジココンでもそんな事があるとは…
なんなんでしょうね初日にコケる(失礼)のって。だから私は2日目に行きがちです笑
さて、천재ではジコより先にトリッピンがステージに出てくるのだが、近いのーーー!!!!かわいいのーーー!!!ハンビョルさんチャルセンギョッタすぎる!!!!!!!
そして近くで聞いてるとなんかトリッピン達「ジコ!」とか喋りながら出てくるんですよ。ジェミンさんが演技してた。
とかトリッピンで沸いてたらジコが出てくるしもう目の前賑わっちゃって大忙し状態。
ホワイトボードが日本語で…
(ちゃんとこれを訳してくれてる)
手書きフェチで小道具ディティールフェチとしてはたまらんです。。
さらにトリッピンの誰かが持っていた問題用紙が天から降ってきたのでキャッチできました。超うれしい。
ちなみに内容はこんなです。
これもちゃんと日本語版になっている。
I M NOT A GENIUSは印刷されていたけど原本はジコちゃんの手書き文字なんだろうなぁ♡
ジコがトリッピンと一緒になって踊るところは圧巻だった。
なにより顔がかわいいしね…
続くArtistでは舞台下手からRIEHATATOKYOが登場!
至近距離でのリエハタさん…かっこいい。
体の躍動感が尋常じゃなく、動きのすべてが研ぎ澄まされていて目を奪われてしまう。
表情が豊かで、ころころ変わる顔つきからまったく目が離せない。彼女の踊りをみていると自分の体が動いてしまう。踊れなくても踊りたいなって思って自然に体が動いてしまう。ずっとリエハタさん見ていたいなって思った。
とてつもないエネルギーを持っている人だった。小柄なはずなのにとても存在が大きくて、終いには抱かれたい…と思ってしまうほど。
いやー、かっこよかったですね。
あーーーーこれが世界のリエハタか!と。
ジコちゃんもゆぐちゃんも惚れ込んだはずだわ!と。至極納得しました。
リエハタさんにやられっぱなしでジコちゃんを見失いそうだったもの。
「僕がしゃべるのまってましたかー?」
タイトなステージをこなして初めて発する言葉がこれである。
かわいい…
日本でのジコちゃんはしこたまかわいい。チンチャかわいい。無理。かわいい。死ぬ。
今回の公演でとくに感動したことは、ソウルコンのMCとだいたい同じ内容を日本でも言ってくれたこと。ちゃんとコンセプトの説明的な内容とか今のジコの心情などが台本になっているみたいだった。
「ブロビでは沢山公演をしてきたから緊張しないかと思っていたけど、ひとりのステージは緊張します」とか、おなじみ「ジコ作った音楽のせいたいけのなかの、しょくもつれんさの頂点に君臨する~」といったZUNGLEの説明とか。
「僕のいろんなすがたをお見せしたいです!」とか。
最近若干日本語を少し忘れてきたらしいが留学経験あるから基礎はある訳で、そつなく日本語でMC出来ちゃうジコちゃんほんと強い。尊い。ありがたい。
とはいえ日本語を話す彼はかわいくて、ソウルでMCするときのオッパ味はどこかに行ってしまっていて、日本のKING OF THE ZUNGLEはMCのお時間になるととてもほんわかムードになってしまうのでした。最高。
その日ののぬんなは、私の恋焦がれたあのソウルコンのアレンジではなかったけれど、私たちに向かってサビを一緒に歌うようにやけに優しく囁くジコちゃんが甘くって甘くってこんなんじゃオーバードーズ…しちゃう…よ…
一つ一つの目配せとか手の動きとか、なんかもうオタクの全て見透かしてて心かっさらってちゃうんだからさ…つら…
ンーマッ!
오만과편견も、ジコちゃんのいい声味わいタイムとして贅沢でした。
(she's a babyカットされたの切ない!!!)
2日公演ではゲストにゆぐちゃんが。
紹介された瞬間、それまで冷静だった私さえもついテンションブチ上がりで大歓声を上げてしまった。ゆぐちゃん来ればいいじゃんってソウルコンの時から思っていたから。
私だけでなく会場全体とても喜んだのでジコちゃん目をまん丸くして「えっ??そんなに喜ぶの??」ってなってましたね。嫉妬するほどにね。
あの二人の日本語でのおしゃべりかわいかったなぁ。
ジ「(台風が近づいていて)来るの大変だったでしょう?」←気遣い!優しい!!!
ユ「そうなの。飛行機が40分も遅れて…」
ここ渡韓オタたちに総ツッコミくらった部分ですね。
ゆぐちゃん!飛行機の40分なんて遅れに入らないよ!!!
ちなみにふたりとも右頬におでき作っちゃっててかわいかったです。お揃いか。そしてゆぐちゃんと話すときはブッサイクな笑顔になってしまうジコちゃん愛しい。
ゆぐちゃんもジコに呼ばれて本当に嬉しそうで、ああーゆぐちゃんいいなぁ、かわいいなぁ、殊勝な子だなぁと、私の心のゆぐペンの部分がキュンキュンして大変だった。
そしてまさかのリエハタさんたちとのコラボダンスステージですよ…夢にまで見た再共演!
だって韓国にリエハタさんを紹介したのはゆぐちゃんなのだから!!!
BTSもNCTもレドベルも、ビクスも振り付けを手がけたリエハタさんだけどすべてのキッカケはHIT THE STAGEだから!!!!!
ジコのクルーとしても働いたけど、リエハタさんとゆぐちゃんの絆は特別であって欲しいな…としみじみとしたし、実に魅了されるコラボダンスだった。
ハタさんはゆぐちゃんのネッコヤなんだぁーーーー!!!地団駄
暗転したステージの上でハタさんがゆぐちゃんの肩叩いたりしてて、ゆぐちゃんは嬉しそうに笑顔で返してて萌えまくりました。
ゆぐちゃんって素晴らしいですよ。韓国のいち芸能人なのに世界レベルのプロのダンサーと肩を並べるほどダンスが素敵だし、日本語も頑張っていて自分のものにしているし、ミュージカルを経て歌唱力もついたし。
「ジコがうらやましいなぁー!僕がワンマンやったらこんなに来てくれるのかなー?」って言ってたけど(素直なとこもかわいい)ゆぐちゃんソロペンミあったら行くよ!絶対行くよ!Everythin'聴けて嬉しかったよ。
ぜひLDHの人たちと繋がっていい仕事ゲットしてください…本当に…
ほら、いろんなジコの姿に理解あるように見せてる私だけど、ゆぐちゃん登場でこんな喜んじゃって結局根底はブロビ贔屓なんだよな。仕方ないなこればっかりはな。
ゲストのゆぐちゃんが温めた会場の雰囲気をまたEurekaで鮮やかに塗り替えるジコ。
180901 KOZ TOKYO 유레카 - YouTube
黒いクールな衣装のトリッピンを従えたユレカはまた女性を従えたソウルコンのセクシーなユレカとは違った。ますらをぶりって言うんですかね、男のセクシー全開でしたよ(?)
ハンビョルさんに視線を奪われつつ、ジコちゃんも腰振ってるのもばっちり見たよぉ〜
ジコちゃん踊りはキレがあってうまいけど、体が柔らかくしなやかというタイプでは無さそうなので少し意外でした。できてんじゃん。(なんだ偉そうに私は)
HERはね、ジコちゃんのソロHERは何度見てもグッと来る。
自分のパートのところさりげなく日本語の歌詞にしててくれて良かったな。
おきどきでは再びリエハタさんばかり見てしまった。だってかっこいいんだもんなぁ。
ナイキのスポブラ真似して買おうかなってほどかっこいいもんな(謎)
いよいよ後半戦。
すんごい重ね着スタイルで現れるジコちゃん。1日のギラギラのキャップよりこっちの方が良い♡笑
ANTIはシンプルにスタンドマイクに向かうステージで、私は好きだったな。いつか生G Soulくんが観たい!
날からRed Sunの流れ…スタンドマイクに向かってラップをしながら動かす手がとてもかっこよくて好き。目を閉じて言葉を紡いでいくジコの表情に崇高ささえ感じる。
ふっとマイクに息を吹きかけロウソクの火を消すように照明が消える、おなじみのこの演出!近くで見られてよかったなぁ。
BERMUDAとFCは短縮バージョンだった。
レリミレリミゲロミゾー!
やっぱりジコちゃんが演るひょそぴパート好きだ…
FCのI don't like your fashionstyleの部分がたまらんです。いい言葉だ。
「狂う準備はいいですかー?」との一声で、
まれyes or no!
確かこの辺りで水かけられまくった気がします。ちゃんとね、目の前でペットボトルを指差して「いくよ?いくよ??水かけるよ?いい?」ってこっちに合図送ってから水撒きしてくれた。
この人冷静だなー、とか面白くなったけど前列にいるのは女ばかりだし気遣ってくれてるみたい。
紳士じゃね…?
まぁびっしょびしょになりましたが…
昨年はジコ様聖水事件で1週間ほど後遺症が残ったけれど今年は自分がぶっかけられるとは思いもよらなかったですなぁ
ゆぐちゃんもRIEHATATOKYOも総出でBoys & Girls!
ただハッピーな空間。
ゆぐちゃんとジコちゃんのコラボダンスが観たいしトロピカルハウスアレンジも楽しみたいけどやっぱハタさんの圧がすごいし、ハンビョルさんかっこいい。。いや、あっ、ジコちゃんどこ??みたいになってました。
最後の曲、「ZUNGLEの誕生をお聞かせします」と粛々と鳴り出すのはstill I'm fly
なんかもう夢みたいでただ立ち尽くした。ボーーッと観てしまった。青い光に包まれて、いまは夢の向こう側にいるジコがかつての夢を描いた曲を奏でている。
私は数年前、少し岡村靖幸のベイベーをやっていた時代があったのですが、岡村ちゃんは現在でもコンサートで『聖書』とか『だいすき』とか昔の人気曲を最近の曲と織り交ぜてたくさんやってくれる人だった。そんなことを音楽好きな友人に話したら「自分の曲に相当自信があって本当に好きなんだろうね」と言われた。
…なるほど。
たしかに芸術家というのは寝て起きたら昨夜の自分の作品にさえも嫌気が指すような生き物だ。それなのに10年、20年前のものを今も自信を持って見せられる人って相当なものなんだな、とその時印象的だったことを思い出した。
ジコはブロビ、プロデューサー、SMTMなどの番組活動もしてきたなかでソロ作を作ってきたこともあって、韓国の同じくらいのキャリアのアーティストの中では寡作な方だと思う。
7年の活動期間の中で音源として正式にリリースしてきた曲は決して多くはない。
けれど、どれもが趣向に富んでいて洗練されていて、その時その時のジコの気分や気持ちが閉じ込められている。
昨今のジコは多様なジャンルの音楽に親しみ、昔より知見を広げているはずなのに、19歳の時に作った曲を"ZUNGLEの誕生"と呼んで全く恥じず今も大切にしている。
これってアーティストにとっては稀有なことなのかもなぁ。昔の曲を封印しているタイプの人も多いと思うから。 古臭くなってしまうこともあるし。
もちろん彼にも創る上の葛藤があって、それがわかりやすく言及されているのが천재という曲。ヤバイかクソか、インスピレーションの海に釣り糸を垂らす。このリリックはまさに創作のメイキングみたいなもの!
ジコはとても自己肯定感が高いタイプだと思う。いつの自分も愛して認めている。
ナルシシズムとはまた違う(ナルシストではないかといえばそれは否めないかな)自己肯定感を持ち、自分をいい感じに愛している人だ。
真剣に自己と向き合うこともできるのに、ドロドロと病まない。彼の表現は心の闇をひけらかす芸術ではなく、健やかで伸びやかで人に心地よさや驚きを与えてくれる。
これがジコの楽曲の強さの所以なのだろうな。
だからこのツアー、この渾身の曲たちを引っさげて世界を回るとすると、ものすごいエネルギーを使うんじゃないかとそこだけ心配になってしまう。
ジコの楽曲世界は強くて、本当に燃える火のようで…全力のパフォーマンスの後ステージを降りたジコは抜け殻になってしまわないか。
少し心配だ。
でもきっと大丈夫だよね。私の心配なんて及ばないところに居るのがジコだよね。
すごく脱線したけれど、still I'm flyのことを考えていてこんなことに思い至ったのです。
曲の終わりにジコは客席をゆっくりと見渡し、こちらに背を向けてキャップを外し、次にイヤモニを外し、ステージの奥へ消えて行った。
その立ち姿はなんとも、映画のエンドロールを見ているようだった。
一本の大作映画を観た後の気持ちだった。
そういえばジコに出会ってから、本当に映画を観なくなった。それまでの私は映画狂で年間200本位見ている時期もあったのに。
映画より映画的なものに出会ってしまったからだった。
私は昔から物語が好きなのだ。「おはなし」のなかに没入してそれに浸ったり、語ることが好きだったのだと思う。
ジコの物語はまだまだ続いていく。
ひとつのコンサートの終わりはひとつのエピソードの終幕のようだ。
ジコがステージを去ってからも場内のジココールは鳴り止まなかったけれど、私はそのエンドロールのような背中だけで胸がいっぱいで、実はあのジココールには乗り切れなかったんだ。声が出なかった。
仕事を終えた男のとても誇り高い後ろ姿。あの背中が忘れられない。
…あっ
なんかエモくなっちゃった!!!
要するに東京のKING OF THE ZUNGLEは
顔がかわいかった。
ということで!まとめさせていただきます。
あとは、アレンジね!バンドは連れてこなかったとはいえ再録音した音源がツアー用に用意されていたので、この音源でこれから世界を回ってくれるのかと思うと、東京ZUNGLEは貴重な機会だったのかも!さすがに世界ツアーはお金かかりますから、地元ソウルはフルセットでやって、世界はシンプルな編成で回るって自然なことですよね。
そう考えると2月のMONTAGEコンはとても贅沢なセットだったなぁと今更しみじみとありがたみを感じる。ちゃんとDVD見よ。
ジコちゃん、日本で束の間の休暇を満喫していったようでほほえましい。
お誕生日が過ぎたら、いよいよ世界ツアーだね。がんばれ!
私は欧米のジコペンによるバカ近くて生々しいファンカムがアップされるのをひたすら楽しみに生きてゆきます!!!!