翔んで〇〇!

独断と偏見、散文詩

Sik-K&Crush “野暮なことはしたくないから”

ミンシク×ひょそぴ!

最高なケミをいつも見せてくれるふたりだ。

季節柄このふたりの曲がより心地よくなってきたところで、すごくすっきりしたインタビューを見つけたので訳してみました。eyesmagというファッション系の媒体の。

ドリスとかJWアンダーソンとかハイブランドのお洋服を着ている瀟洒なグラビアも良き。

 

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みんしく兵役ですってね。

寂しくなるけどビンジノみたいにかっこいい姿見せてくれるのではないかと期待しているし、休みなく働いてきてこのタイミングで兵役に行ってまた新しいキャリアを作ってくれると思うので気を付けて~と伝えたい。

 

 

www.eyesmag.com

 

EditorComment

刹那の季節がすれ違うようにやってきた夏。シックケイが再び1枚のアルバム[HEADLINER]で戻ってきた。自らをヘッドライナーとして掲げる彼の言葉通り、はっきりした自意識、自分への固い信頼と確信…。これを足がかりにさらに高いところに向かって進んでいる彼が新しく聞かせた正規第2集はまさに頂点に達したと言ってもいい。そして長い間息を合わせてきたクラッシュと共演したタイトル曲‘DARLING’まで。似ているようで異なる2人のミュージシャンの舞台を1日でも早く見ることができるように願いながら、彼らと交わした話を以下で確認してみよう。

 

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簡単な安否確認でインタビューを始めようと思う。どう過ごしているか。

Sik-K 入隊を控えておりアルバム作業だけに没頭している。

Cruch ニューシングル[자나깨나]の発表後、そのあとにリリースする [homemade 2] の準備中だ。合間に<비긴어게인>の撮影をしながら忙しく過ごしている。

 

時期的には公演シーズン真っ盛りなはずだったのでは。オフライン公演の代わりに「部屋の隅々コンサート」も生まれているが、ファンと直接話すことができなくて残念なのでは。

 

S 本当に残念だ。本当に本当に残念で会いたい。

C 僕だけではなく僕たちみんなそうだと思う。一番口惜しいのはファンと一緒に居られないということ。1日も早くこの風潮が去ってファンと向き合う瞬間が来ることを切に願っている。

 

'party', 'VANESSA', '미안해'そして昨日新しく公開した'DARLING'まで。

すでに6回コラボを続けている。二人の音楽的シナジーはどこから始まったのか。

 

S 同じようで違う木目。それぞれが持っている音楽的カラーをどうすれば一つに溶け込ませることができるかよく分かる。

C 音楽での交流はもちろん、人間的にもとてもうちとけた友達だ。「お互いによく知っている間柄」という言葉が最高に合う関係。僕たちが成している共通部分にそのようなシナジー効果が生じているのだと思う。

 

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'DARLING'についての説明をお願いしたい。寂しくて冷たい気持ちの時に作ったそうだが。

 

S 愛情を表現し相手の心を確認する一連の過程が、ある瞬間からぎこちなくて不慣れだった。どこかにふらりと旅立ちたいのにちょうどいい人もいないし。 すぐに一緒に行けるような人が一人もいなくて悲しかった記憶を思い出しながら作った歌だ。

C シックケイからデモを渡されたのは、実はかなり昔の話。 曲とともに本人の話を気兼ねなく聞かせてもらって、0.1秒の迷いもなく一緒に作業を始めた。

 

寂しさは必要不可欠な存在のようだ。 舞台から降りた後、突然押し寄せてくる無力感、熾烈な競争構図、そして気まぐれな大衆の評価に向き合わなければならない宿命的な人生など。これに耐える自分だけの方法があれば。

 

S 寂しい時は寂しく、苦しい時は仕方なく辛い。一つ明らかな事実はその隙に幸せな瞬間もそれなりに多くあるということだ。

C あえて避けようとしないこと? 「孤独な状態なんだ」と思って僕だけの鏡をのぞこうと努力する方。 劇薬処方が必要な時は、ペットのドゥユやローズと散歩に出かけたりする。

 

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昨日発売した正規2集[HEADLINER]はどんなアルバムなのか。

'DARLING', 'NEW LOVE', '12:45(너가 보고싶다)', 'BAE'など、特に愛に関する タイトルのトラックが多いようだ。

 

S  親しみやすいサウンドだが聴けば新しいと感じるようなトラックが多いだろう。愛をはじめ、様々な感情を表現したアルバム。

 

[Officially OG], [TELL YA!] そして[HEADLINER]まで。短期間で相次いでアルバムを発表するのに特別な理由はあるのか。

 

S あらゆる瞬間の「自分」をも絶えず記録しなければならないと思う。その結果がアルバム。

 

アルバム紹介の中で「人間の感情は誰かに出会う時と別れる時が一番純粋で一番輝く」という言葉が目に入った。

 

S ジャン・ポール・リヒター(Jean Paul Richter)の文句だ。ミュージックビデオを短編映画にしてくれたVMのチョ・ボムジン監督が推薦してくれた文句だったし、心に大きく響いた。 人は始めと終わりに最も率直になるようだ。常に後悔はなさそうだけど、終わってからはいつも後悔しているから。

 

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今回のアルバムタイトル曲‘Darling’をはじめいくつかの曲の歌詞をのぞいてみると表面の強いイメージとは違って、愛の前では純愛的な面を持っているのかもしれないと思った。

 

S  アルバムが純愛長編小説シリーズ。

 

厄介だった論争はさておき、音楽的キャリアにおいて転換点になってくれたアルバムは何だと思うか。

 

S 最初のEP [FLIP]はキャリアの良いスタートで、2番目のEP [H.A.L.F]は僕を形作ってくれたアルバム、そして正規1集 [FL1P]はもっと高いところから多くのことを眺められるようにしてくれたアルバム。答えは聴く人が自分で探して欲しい。

 

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ヒップホップ、ロック、ポップなど様々なジャンルの上に立っているという印象を受けた。 ある1箇所に留まらず毎回新しいことを試みるアーティスト、という表現がふさわしい人物なのだろうか。

 

S  1箇所にとどまらず毎回新しいことを試みてみんなにもっと多くの道を開いてあげたい。ぼくは絶え間なく努力する人でありアーティストだ。

 

新しく何かを試すのはとてもときめくことでもあるが、時々すでに手にしているものまで失うかも知れないという恐れを感じたりもする。シックケイはそんな負担感を抱かないのか。

 

S 負担が大きいほど責任感も重くなる。しかし、僕はより多くのことに耐えることができると自分を信じている。そして何かを手に持っていたら僕は絶対に失わない。

 

とにかく音楽自体を楽しみ、愛するミュージシャンであることは明白なようだ。進みたい具体的な方向や描いた青写真はあるのか。

 

S 派手なことはしない。ダサいことはしない。後悔してもずっとやり続けて進化し続ける。

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しっかりした音楽性と大衆性を兼ね備えたアーティストだ。 何度聞いても飽きる歌ではなく、噛めば噛むほど良い音楽を披露する数少ないミュージシャン。

 

C 本当に感謝してもし足りないほどだ。最近一人で考える時間が多くなって自分の歌をずっと聞いたことがある。これからも引き続き敢えてでも聴きたいような音楽を作っていかなければならないと思った。

 

9年間積み重ねてきたディスコグラフィーを振り返るとクラッシュの音楽的な思索や深く考えたことがアルバムにそのまま積み込まれているような気がする。今の「クラッシュ」になるまで、過ぎ去った日々を自ら振り返るとしたら。

 

「現在進行形」のミュージシャン。音楽的に欲張りなので自らを磨きどうすればまた新しい音楽を披露できるかいつも悩む。一単語で表すとすれば「音楽学生」あたりではないか。

 

先日発売したシリーズシングル[homemade1]の話は欠かせない。これから[homemade]をテーマにどんな音楽を披露する予定か。

 

 文字通りホームメイド。家で過ごす時間が長くなって自然といくつかの曲をスケッチできるようになった。たくさんのストーリーとテーマでホームメイドシリーズを徐々に発表する予定なので期待してほしい。

 

‘자나깨나'のB級感性ミュージックビデオも話題になっている。いきなり登場したカンヒョンウク訓練士、ペットのドゥユとローズ、そしてマネージャーまで。見ている間ずっと笑っていた。

 

C ホームメイドというコンセプトに合わせて家でミュージックビデオを撮影した。いろいろと大変な時期に楽しさと笑いを誘いたくてストーリーボードを組んだ。本当にこんなに楽しかったMVの撮影はいままでにないくらい。

 

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TikTokで '자나깨나チャレンジ'が盛んに行われている。 多様な姿で自身の音楽を楽しむファンを見ると言葉では言い表せない喜びが感じられるのでは。

 

 流行はしなかったみたいだ(笑) チャレンジという名のもとにTikTokという媒体を借りて多くの方々を楽しませることができてただ満足なだけ。

 

スティービー・ワンダーチェット・ベイカーの足取りを追うために旅立った番組『オタクの想像は現実になる』から、本格的にLPを集め始めたNAVER NOW <クラッシュ僕のヴァイナル袋>まで。 オタク気質が多分にあるようだ。

 

常にヴァイナルをディギングすることが僕の唯一の趣味。昔のミュージシャンたちの足跡を追って行きその時の文化を吸収することが僕にとって何よりも大きな意味があることだから。

 

最近新しくオタ活していることは?

 

いつもと変わらず音楽と作業(をしている)。

 

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一方、心の片隅に潜む心配事はあるのか。

  

S 辛いことがある時周りの人に簡単に打ち明けることができないこと。自分よりひどい状況にいる人が絶対に存在しているから。

 

C  断然健康。来年で30歳が目前になる。以前のようにはいかない体力をどうすれば上手く管理できるかという悩みが1番大きい。

 

最後に購読者に伝えたい言葉を。

 

S 愛してます。健康でいてください。

C 'DARLING' たくさん愛してください健康に気をつけて幸せなことがたくさんありますように祈っています。ありがとうございます。

 

 

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