LEGIT GOONS in da house!
今年は2月初旬にKorean HIPHOP awardsが発表されていましたね。
http://www.koreanhiphopawards.com/2018winners.html
今年のアーティスト部門は2年連続パク・ジェボム社長が受賞。やはりと言いますかなんと言いますか…おめでとうございますー!
文句なしの受賞だが、来年からは殿堂入りにして欲しいかもしれない…
ほかの人にもチャンスを!!!
一方、今年のヒップホップアルバム部門にはLegit Goonsというグループのアルバムが選ばれた。
アワードにノミネートされた時に彼らのことをはじめて知って、それからというもの愛聴し、Legit Goonsを好きになっていたので「やったね!」と勝手に嬉しくなっていました。
同じく受賞候補に上がっていたCode kunstのMuggle's Mansionにもハマっていたのでどっちも推したい気持ちもありつつ。
Legit Goons、今年注目されたJunk Drunk Loveはもちろん、過去のどの曲もとても素敵です。
こう言ってしまうと語彙力のお粗末さ丸出しなんだけれど、韓国のRIP SLYMEというか、往年のSteady&Co.を思い出させるといいますか…
オールドスクールでレトロでたまにミクスチャーみたいな要素もある、韓国ではあまり類を見ない?ヒップホップグループなのだ。
K-HIPHOPというとラッパー個人がものすごくフューチャーされているとか、トラックが激しいとか、そういう曲が多いんだけれど、Legit Goonsはゆるくて自由な楽しさがあるグループで、でもかっこよくて、休日の部屋で延々と流していたい感じ。
まさにステコーど真ん中世代の私にとっては懐かしさもあったり。とにかくいいんですよ!!!!!
そんな彼らはどんなグループなのか?あまり日本語の情報がないのでまとめてみます。
自分で知りたかったので調べてみた次第。
オフィシャルサイトを見てみるが、
まず、正規のメンバーの数と内訳がよく分からない。
14人の名前とイラスト(かわいい)が載っているだけ。
じゃあ14人なんだろうなぁ、と。
サイト上部のOrange Worldという曲を再生してみるとオソオセヨ~(いらっしゃいませ~)となんともゆるーい音楽が流れてくるのがたまらない。
それでもう正直人数編成とかどうでもよくなって来ます。非常にゆるい。
そんなこんなでnamu wikiのページに辿り着いたので、そこからLegit Goonsの概要について割と掴めてきました。
現在、表立って活動しているのは5人〜8人。
YouTubeでライブ動画などを観ると4MC+1DJの編成でやっていることが多い。
そのため、最低4MCの顔と名前だけ把握しておけばいいと判断しました。
左から뱃사공、BLNK TIME、Jayho、재달
ちなみに私の推しはベッサゴン。Legit Goonsのお洒落番長。私の好きになる人はみんなタトゥーだらけの男なの…タトゥーが好きなんじゃなくて好きになる人が偶然タトゥー激しいの…
韓国唯一のビンテージクルーことLegit Goonsは2012年に結成された。
ラッパー・ビートメイカー・フィルムメーカーなどを含むかなり流動性のあるクルー。ということで4MC以外は制作サイドのメンバーということになります。
作詞作曲はもちろん、アートワークやMV制作、グッズ制作・販売などすべて自分たちで手掛けている。レーベル機能も持つみたいです。
アンダーグラウンドではそこそこ有名な存在であり、長い活動期間を経て昨今また注目されつつあるようだ。
BLNKとビートメイカーのAuthenticが飲みの席でふたりでクルーを作ったのがはじまりで、グループ名は留学生がよく使っていたというスラングで"質の高い"を表すLegitと、"ならず者たち"を意味するGoonsを繋げたものだという。
韓国の演歌を思わせるレイバックサウンドやPBR&B、レゲエサウンドがミックスされた楽曲が特徴で、流行のトラップなどは取り入れないのが彼らのスタイル。
後にインスタなどでおしゃれで注目されていたベッサゴンが合流、ジェイホも加入、コードクンストも加入…
って、クンストさんクルーの一員だったんかい!!!!!
コードクンストは2013年にはプロデューサーとして活躍し始めていたのでアイドルのプロデュースを手掛けながらもLegit Goonsに所属していたようです。直訳が面白いのでそのままにしておくが、なんでも「単なる親睦会に近いクルー」で気軽だったので孤独なPD業に並行してクルーに居られたのだとか。
…要するに飲み友達??
実際にコードクンストが制作に関わっているLegit Goons名義のアルバムが見つからないのですが…笑
コードクンスト作品にベッサゴン、ジェイホ辺りがフューチャリングしているものはあるけど。
彼が1989年生でみんな大体その少し歳上かタメという同世代で飲み友達というところでフツーにすごく仲いいんでしょうね。コードクンストという有名な人が所属しているということでLegit Goonsにも相乗効果があるし。
現在の4MC体制になったのは昨年6月で、ここでやっとジェダル(1992生)が合流した。
飲み会のノリを維持しつつも、ハッピーでハイセンスなクルーなのですが、飲み友達の輪はまだまだ広がっており、VMCと非常に仲良し。
だって、ねぇ、、Junk Drunk LoveのMVにナチュラルにDeepflowやノクサルが出てるもんねぇ。
VMCとは本当に親しく、お酒を飲んだり作業室で遊んだりして交流を深めている(原文ママ)
特にDon Millsとノクサルは非公式的な常備軍メンバーとされている。
비공식적인 상비군って…こうとしか訳せないのですが…
Legit Goonsにはほかのクルーに飲み友達、いや常備軍がいるんですね。面白いですね。AOMGのUgly duckまでも常備軍のひとりらしい。昨年のワンマンライブではしっかりと常備軍のみなさんも参加してパフォーマンスを行ったらしいです。
流動性のあるクルーならば正規メンバーにしてもいいように思えるんだけれど、あえて常備軍としてあるところが乙ですね…すんごい仲良しなのに
そんな仲良しVMCとの間にも1度揉めたことがある。その名も작두事件。
Deepflowの代表曲である작두のMVについて、Legit Goonsメンバー(ベッサゴン、BLNK、クンスト、idealの4人)がカカオのグループトークで「かっこ悪い」*1と陰口を言っていたそうな。笑
恐らく結構けなしてたんでしょう。
それだけだったらバレるはずはなかったのに、ベッサゴンが酔ってスマホを置いてきてしまい、ドンミルスに回収して持ってきてもらおうとしたところ、同席していたノクサルとDeepflowが悪戯心で例のトークルームを開いてしまった。そして陰口が発覚してしまう…
もちろんDeepflowは腹を立てたものの、なかった事にしてやろうとした。(大人対応!)
しかしLegit Goonsメンバーが尋ねて来て謝罪したので、酒を飲みながら仲直りをしたという。
…こいつら常に酒飲んでるな…さすが親睦会クルー
さらにnamu wikiにはコーフォートのラッパーとディス紛争があったとか、YGの作曲家がなんとかなど載っていましたが読解が難しかったので割愛します。
以上は翻訳機にぶち込んで意訳した内容なので、必ずしも正確な訳ではありません~
その他、情報源としましては、
Legit Goonsのインスタ
作業室で飼っている猫がかわいいです。
BLNK
彼女の틸다ちゃんがめちゃめちゃかわいい。
Legit Goonsインスタにチラチラ出てくるのでグループのミューズなのかしら?と思ったらBLNKの女だった。
MVにも何本か出演していてむさ苦しい映像に華を添えてくれています。
生まれ変わったらそんなにイケメンでもない韓国のラッパーになってモデルと付き合いてぇ…スウィンス然りうらやましいぜ…
ベッサゴン
一方愛犬か自撮りか友人かであふれるベッサゴンの男臭いインスタ。
ちなみにベッサゴンのソロアルバムも非常によかった!
ソロと言ってもりじっぐんずクルーとやってるんであんまりテイスト変わらないけど
このサイファーも好き♡
4月のHiphoplayaフェスは8人のアー写になっていた。
今回は行けないけれど、フェスで観るLegit Goonsはきっと最高なんだろうなぁ。
私は下戸なんだけれど、呑める人はお酒飲みながら観たら最高なのでは。
K-POPの括りを超えた、大人のすてきなアーティストに出会えて嬉しい限り。
韓国のアーティストってしゃかりきに働いてしのぎを削っているように見えるけど、Legit Goonsほどのらりくらりとして(見えて)、自分たちらしさを貫きながら活動しているクルーはかなり新鮮な存在に思えました。
男子がつるんで遊んでる感が伝わってきて良いのよね~
いつかパフォーマンスが観たい!!!
*1:구리다 …すなわち臭い・卑劣だ、という意味。細かいニュアンスが掴みきれないのですが、ダサいとかイケてないよなぁと内輪で盛り上がってしまったのでしょうか。臭い…???